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大町探訪 [ダム]

さてさて、

愛機に乗り込んだワタクシは、

水を得た魚のように、

大町温泉郷へと愛機を解き放ちます。



10分ほどで宿に到着。

浴衣に着替えてまず温泉

その後、

ビール、食事、ビール、酒、温泉。

と満喫したら、早々に床につきます。


なんせ明日は早いから・・・


そして翌日、

朝温泉入って、朝食を平らげたら、早速出発!!



そして、AM8時15分、

DSC00524.JPG

高瀬川テプコ館に到着。

果たしてワタクシの目的はなんなのか・・・


・・・・

・・・・


そもそもは、

昨年剱岳に登ろうと決めて下調べした時に、

黒部ダムのほかに、この付近には、3つダムがあることが分りました。

大町ダム、七倉ダム、高瀬ダムです。


通常ならば、『襲撃』[パンチ]との運びになるのですが、

時間的余裕がなくて断念。

ずっと心残りで、眠れぬ夜を過ごしていました。(ウソ)



すると今年、またしてもこの付近に来る事になりましたので、

ならば、もう1泊して、ゆっくりダムなど愛でようではないかっ!!

と画策した次第なのです。

これならば、ダムも夢枕に立ったりせんだろうし・・・^_^;
             ↓
http://245ashinoura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02



これら3つのダムは、

高瀬川の上流から、高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムと

つながってますので、

午前中に全て見学し、余裕をもって帰宅しようと目論んでおりました。




しかし、事態はそう単純ではなかったのです。


1番上流にある高瀬ダムは、

自然環境保護と施設管理のため、

一般車両の進入が禁止されているとのこと・・・



「なっ、なんですと~!!」

しかし、行くのが困難であればあるほど燃えるというもの、

どうにかして到達する方法を探します。


1.歩いて行く。

車の乗り入れは規制されているが、

立ち入り禁止という訳ではないので、

七倉ダムから1時間半ほど歩けば到達できる。


2.タクシーで行く。

乗り入れ許可を受けた指定タクシーは入ることができるので、

それを利用する。(七倉ダムから往復¥4200)


う~ん、

なんてめんどくさいんだぁぁあ~!!

もっとシンプルな方法無いんかぁ~いっっ!![パンチ]



・・・・

・・・・

んを、!?

東京電力で毎日見学会を行っているっ、となっ!?

ダムだけじゃなく、地下の発電所も見学できる、となっ!?

しかも、無料、となっ!?



「こっ、これだぁぁあ~っっ!!」


早速、申し込んで予約、


んで、出発場所が、上記の『高瀬川テプコ館』という訳。



そして、AM9時、マイクロバス[バス]にて出発。

大町ダム、七倉ダムの横を通りすぎてついに高瀬ダムへ、

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岩を積み上げて作ったロックフィルダムです。

ロックフィルダムの中では日本一の高さ、(176m)

全ダムの中でも、黒部ダムに次いで日本でニ番目の高さを誇ります。[グッド(上向き矢印)]


当然、バスをとめて、ダムを下から眺められるのかと思ったら、

そのまま提体を登り始めました。[あせあせ(飛び散る汗)]

「おいおい、待てよぉ~、ダムを正面真下から見るのが一番迫力あんのにぃ~。」

って、「オイッッ!!」

「提体を車両がそのまま登るんかい!!」

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つづら折にダム表面を登っていきます。

なかなか珍しい光景です。[るんるん]



天端に着くと、やっとバスを降りて見学タイム。

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しかし、時間がなく、ゆっくりできませんでした。(-_-;)

マイクロバスに戻り、高瀬ダムを後にします。

次は発電所見学。

この新高瀬川発電所は、

自然環境保護と豪雪対策のため地下に建造されています。

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こんなトンネル。


発電所内の写真は自主規制しましたぁ~

あしからず。



・・・・

・・・・

約2時間の見学が終わり高瀬川テプコ館に戻るや否や、

愛機に飛び乗り、今来た道をとってかえします。


そう、スルーしてきた大町ダムと七倉ダムを見るんですよぉぉお!!


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大町ダム。

ここではダムカードが入手できます。


そして、

DSC00572.JPG

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七倉ダム。

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洪水吐きの横に階段があります、

通常なら迷わず登っていくのですが、

膝が痛むので断念。


それでもゆっくり堪能して、

こんどこそホントに帰途に向かうのでした。



それにしても、天気に恵まれ、いい旅ができました。[グッド(上向き矢印)]

そうそう、膝の痛みは、

帰ってきて3日ぐらいしたら気にならなくなり、

今はまったく問題ありません。

しかし、気になるので、

近々どっか近郊の山で様子を見たいと思っています。

まだ紅葉の時期だしね。



これで、2泊3日の山行&ダム巡りの旅も

エンディングを迎えることと相なりました。


長きに渡り、ウンザリしながらも

御静読いただきありがとうございました~^^;
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下ノ廊下 番外編(列車の旅) [乗り物]

さて、

なんとか欅平駅にたどり着いたワタクシは、

早速、宇奈月まで始発のチケットを購入。



なぜに、始発にこだわるのか?

それは、一般観光客の流れに関係しているのです。


通常の観光客は、宇奈月からの往復切符を買っています。

第一便の観光客が、わらわらっと欅平に来て、

さて、戻ろうか、という時間帯が、10時から11時ぐらいなので、

この時間帯に、欅平から当日券を買おうとしても、

席がとれない場合が多いのです。


その点始発ならば、まだ、観光客は多くないので、

余裕で席が取れるということなのです。




という訳で、

余裕でチケットゲット。

本来、膝が正常ならばもっと早く着いて、

付近を散策するつもりでしたが、

もう時間がない、[あせあせ(飛び散る汗)]

トイレに行って、お茶を飲んでいると、

ちょうど改札が始まりました。


早速ホームへ、

DSC00470.JPG

いました。[揺れるハート]

これに乗っていくのです。[るんるん]

黒部峡谷鉄道、

別名トロッコ列車です。


乗るのは4人、

ワタクシとナイスミドル氏、そして、観光客の夫婦1組、

まさに貸切状態です~[グッド(上向き矢印)]

DSC00481.JPG

これが、今回乗る車両。

リラックス車両といって窓付きです。

ホントは一番スタンダードな吹きっさらしの車両の方が、

臨場感が合ってよかったんですが、

始発はこの車両のみとのこと。



そして出発。

ワクワクしてきましたぁ~[揺れるハート]



列車は峡谷の中を走って行きますが、

今までさんざん水平歩道を歩いてきたワタクシにしてみれば、

いささか物足りない景色と思えてしまうのでした。(-_-;)


しかし、楽しみは景色だけでは無い!!

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小屋平ダム。

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出し平ダム。

景色そっちのけでダムを撮ってましたぁ~(笑

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すれちがう車両にはけっこう観光客が乗ってました。


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川面がやがてエメラルドグリーンの湖に、

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お城のような建物は、

新柳河原発電所です。

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宇奈月ダムが見えてくると、

トロッコ列車の旅も終了。

宇奈月駅、AM10時38分着。


ここでナイスミドル氏とお別れ、

氏はPM12時07分の宇奈月温泉発に乗ります。

ワタクシは魚津から糸魚川までの特急券を予約してますので、

PM1時18分の宇奈月温泉発に乗ります。

が、糸魚川で氏の列車に追いつきますので、

また合うことになるんですが・・・^^;

・・・

・・・

さて、2時間40分の余裕にものをいわせ、

見に行く先はぁぁあっっ!!



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もちろんダム。

宇奈月ダムです。

駅からてくてく20分、

さっき車窓から見たばっかですが、

やはりゆっくり見ないとね。

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忘れずにダムカードをゲット!!

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ダム操作室をのぞくことができます。[グッド(上向き矢印)]

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裏側から見てもカッコイイダムです。

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この橋の湾曲具合もイイです。



ゆっくり堪能したら、宇奈月温泉駅に向かいます。



次は温泉。[いい気分(温泉)]

山行の汚れを落として電車に乗りたいですからねぇ~

探すのは面倒なので、

一番先に目に付いたとこに入ると、

町の公衆浴場でした。^_^;

おじいちゃん達と一緒に入浴ぅ~

石鹸もシャンプーもなかったけど、

いいお湯でしたよ~



お風呂から上がって、昼飯をたべたら、

ちょうどいい時間。

宇奈月温泉駅に・・・

富山地方鉄道です。

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こんな電車。

発車まで少し時間があったので、

ホームをうろうろしていると、

なんか見たことある電車が・・・

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なんと!!

我が地元、西武鉄道で走っていた、

「特急レッドアロー」の旧車両じゃあないですかっっ!!

今この車両は西武鉄道では走っていませんが、

ここでは現役としてバリバリ働いているようです。

嗚呼、はるか遠い富山の空の下で巡り合うなんて・・・

ちょっとテンションが上がりました[グッド(上向き矢印)]

・・・

さて、

富山地方鉄道で、がたんごとんと新魚津、

歩いて、JR北陸本線、魚津駅。

ここで越後湯沢行きの特急「はくたか」に乗ります。



んっ、

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こんな車両を発見。

カッコイイ・・・

働いてるトコが見てみたい・・・


そうこうしているうちに「はくたか」登場。

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2駅、32分だけ乗って、糸魚川で乗り換え、

JR大糸線です。

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ディーゼル車です。


乗り込むと、

はたして、ナイスミドル氏がちゃあんと座っていました。(笑



糸魚川から南小谷まで1時間、

ここでまた乗り換えです。

おなじJR大糸線ですが、

この南小谷駅が、JR東日本とJR西日本の境界なのです。

糸魚川から南小谷までが、JR西日本。(ディーゼル)

南小谷以南、松本方面はJR東日本。(電車)

となっているのです。


DSC00522.JPG

これがJR東日本、大糸線。


そして揺られること、57分、

PM5時07分、信濃大町着。


あ~、やっと着いたぁ~、

って、

ゆっくりしてはいられません!

PM5時10分に扇沢行のバスが出るんです!!


走るナイスミドル氏とワタクシ。[ダッシュ(走り出すさま)]

ずっと座っていたため、足の感覚がおかしい、

とナイスミドル氏。[あせあせ(飛び散る汗)]

ワタクシは膝が痛くてうまく走れない。[あせあせ(飛び散る汗)]


2人でヒイコラ、バス停留所へ、

十分、間に合いましたぁ~^_^;



そして、PM5時50分、扇沢着。

やっと、愛機とご対面[揺れるハート]


ナイスミドル氏とはホントのお別れです。

お疲れ様でしたっっ!!



さて、

これから一路家路に・・・



って、

まだ帰りませんよぉぉお!!


実は、大町温泉郷に宿をとってあります。

今日はゆっくり体を休めて、

翌日は・・・




もうちょっと続きます。^^;


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下ノ廊下 その3 [山歩き]

DSC00430.JPG

阿曾原温泉小屋の土台部分。

コンクリートの土台の上に

プレハブの小屋です。

豪雪地帯なので冬期には小屋をバラしてしまうとのこと。



宿泊手続きをすませ、

サア温泉[いい気分(温泉)]と思ったら、

2時半から3時半までは女性タイムとのこと、

1時間交代で、男性タイムは3時半から、

ちょうど丸々1時間待つことに、

ちなみに、PM8時からはフリータイムだそうです。



荷物の整理をし、部屋着に着替え、

左膝の状態を確認。

外見は異常なし、

平坦なトコや、登りは痛まないが、

降りはダメ、

わずかな降りでも、するどい痛み[雷]が走ります。



嗚呼、明日もコースタイムで5時間ほど歩かねばならんのだが・・・[たらーっ(汗)]



しかし、この時はまだ楽観的でした。

温泉の効果と、自身の治癒力を信じていました。



明日起きたら良くなっているはずさっ!!



とりあえず、ナイスミドル氏とビール[ビール]で乾杯。

明日の予定などを聞いていると、

どうやらワタクシの帰りのルートと同じと判明、

予定時間までも一緒。


んっ、

どうやらこの辺で

ワタクシの帰りのルートについてご説明せねばなりますまい。



オホンッ、

まず、愛機は扇沢においてきました。

しかし、下ノ廊下の終点は欅平。

欅平からは、トロッコ列車に乗って宇奈月に出ることになります。

さてここからどうするのか・・・


『回送サービス』[車(セダン)]というのを使えば、

愛機を宇奈月まで持ってきて貰う事が出来るんです。



が、しかぁ~しっ!!



高すぎるっ!

べり~えくすぺんしぶ、なのです。

¥22.000だと・・・

おまけに高速代、ガソリン代は別だし、

つーか、見ず知らずのオヤジ(かどうか知らんが)に

我が愛機を乗られるなどというのが気に食わ~ん!![パンチ]


なので回送サービスは却下!!




なら、どーすんだ、オメー。




フッ、

いたって簡単なことですよ、

そう、

電車[電車]を乗り継いで戻ればいいだけの話ですよぉぉお!!


んっ、

いったいどのくらい時間かかるかわかってんのか、ですってぇ~?


ぬかりはありませんて、

宇奈月温泉駅から信濃大町まで、

約5時間ほど、

信濃大町からはバスで扇沢まで40分ほど、

なんだかんだで約6時間ばかりです~[るんるん]

あっ、欅平からのトロッコ列車も入れると、

8時間弱になりますので、

山歩きとはまったく別の小旅行となる訳です~[るんるん]

しかも、欅平始発のトロッコ列車に乗れれば、

宇奈月で2時間ほど自由時間がとれますので、

温泉に入った上で、あんなトコを見ることが出来る・・・[揺れるハート]



どうです!?

完璧な計画でしょう!?

たまにはゆっくり電車の旅、

などというのも風流なものですよぉぉお!!




・・・・

・・・・

やがて、3時半、温泉に向かいます。

小屋から10分ほど降ったところに、

完全露天のお風呂があります。

脱衣所などというしゃれたものはないので、

その辺のスノコの上に服を脱ぎ散らかし、

お風呂にIN!!

・・・

嗚呼、なんて気持ちいいんでしょう~

石鹸などはありませんし、使えませんが、十分です。


これで汗くさい体ともおさらばさっ!!


帰りも10分かけて登らねばなりませんが、

夏の暑さは終わっているのでちょうどいい感じ。

ちなみに照明などはありませんので、

夕方からはヘッドランプを点けての入浴となります。




しかし、平日だというのにぞくぞくと宿泊者が到着します。

本日の宿泊予定は56人だそうです。

1部屋に定員12人、4部屋あるので定員48人、

それ以上は、食堂に寝てもらうとのこと、

それでも布団1枚に1人ですからゆとりがあるほうでしょう。

紅葉のピーク時には布団1枚に2人とか3人とかもあるそうです。


ちなみにワタクシは食堂組でした。^^;

2日前に予約しましたが、その時点で食堂に寝てもらうよ~、と言われました。

部屋がいっぱいになった後にあぶれた人が食堂ですから、

当日の飛び込みが多くなければ、

かえって食堂のほうがゆったりできそうです。



そして、PM6時、お待ちかねの夕食、

名物のカレーです。

にんにくがたっぷり。

かなり前から仕込みをしていて、

いいにおいがただよっていたんですよねぇ~

お米もこだわりのコシヒカリ、

40分間何回でもおかわりできます。

ワタクシも当然おかわり(^^)

もう少し若かったら、もう一杯はいけたかな。

大満足でした。



2回戦の食事が終わったら、

食堂に布団がひかれます。

12畳ほどの部屋に、7人!!

狙い通り、かなりゆとりがありました~(^^)

膝の回復を祈って、就寝。。。[眠い(睡眠)]





・・・・

・・・・

翌、AM3時半起床。

欅平までのコースタイムは約5時間、

始発のトロッコ列車はAM9時16分ですので、

AM4時には出発したいところ。


さて、膝は・・・

痛ぅっ![雷]

昨日と変わりません・・・[たらーっ(汗)]

ヤバイ・・・[たらーっ(汗)]

無事に帰れるのか、オレ・・・[たらーっ(汗)]


うだうだ考えてもラチが明かないので、

準備を整え、小屋でもらった弁当を食べる。

膝意外は元気そのもの、

ならば行くしかあるまいて。

救いは、

ここが水平歩道だということ、

降りじゃなければ、それなりに歩けます。


そうこうしていると、ナイスミドル氏もやってきて、

一緒に出発することに。



AM4時、阿曾原温泉小屋出発。

まだ、日の出前なので、ヘッドランプを装着。

小屋からの降りで早くも顔が歪む・・・[爆弾]

歩いてるうちに負担の少ない歩き方がわかってきたので、

なんとかバランスを崩さずに降れるように、

AM5時25分、

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折尾の滝です。

DSC00440.JPG

砂防堤の中にトンネルがあります。

AM6時25分、

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欅平の駅が見えてきました、

が、まだまだ、

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山肌沿いにぐるっと回り込んでいくので、

距離があります。

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大太鼓からは、

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奥鐘山西壁の展望がすばらしい。


AM6時43分、

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志合谷トンネルです。

150mのトンネルで中がカーブしているので、

光が入らず、ヘッドランプがなければ通行困難です。

ヘッドランプの光に反射して壁がキラキラ幻想的に光っていました、

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さわってみると、

冷たいっ!

霜が反射して光っているようでした。

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出口です。

5分で通過できますが、

闇の中なので、15分ぐらい歩いたような感覚でした。



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水平歩道は、旧日電歩道に比べると、

比較的歩きやすいが、

それだけに、油断して事故が起きやすい、

と山小屋関係者の方が言ってました。



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そしてAM8時、やっと水平歩道の終点にたどりつきました~

ちなみに、ナイスミドル氏ははるか先、

欅平の駅に到着しているころでしょう。



ああ、痛む膝をだましてよくここまで歩きとおした、

ほっとして力が抜けそうになります。




しかし、

決して楽観できないのをワタクシは知っていました。

ここから欅平まで、高低差約400mを一気に降らねばならんのです。

コースタイム20分、



ここがワタクシにとって、

今回の山行1番の試練となりました。

鬼のような形相をし、

額にはあぶら汗、

痛みがはしる度、罵り、雄たけびをあげる。


気の弱い人間がこの時のワタクシを目撃したならば、

ただちに卒倒し、

2日間は高熱にうなされるハメになったことでしょう。(ウソ)




・・・・

・・・・



そして、

DSC00468.JPG

AM9時、欅平駅着。

コースタイム20分の所を、1時間かけてやっと降りてきました。

長く苦しい降りでしたが、

なんとか予定通り、始発のトロッコ列車にも乗れそうです。



「やった~!!下ノ廊下、歩き通したぞぉぉお!!」

ワタクシの歓喜の雄叫びが、欅平の駅舎に響き渡るのでした。(ウソ)





次回列車の旅編へつづく。
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下ノ廊下 その2 [山歩き]

さて、白竜峡を越えると、もう雪渓はありませんでした。

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川幅は広がり、流れはゆるやかに、

広河原です。

少しほっとします。





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吊り橋が見えてきました。

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こんな感じです。

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吊り橋の上からパチリ。

激流です。

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ここは十字峡、

本流の黒部川に、剱沢と棒小屋沢の2つの沢が合流し、

その名のとおり十字になってます。

吊り橋の手前に広場があるので、

大休憩、昼飯にします。AM11時半。


お茶漬けのお湯がなかなか湧かずPM12時10分出発。

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おおぉ~、水平です~[るんるん]


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半月峡。

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S字峡。


S字峡をすぎてしばらく進むと、

対岸の山肌に異様なモノが・・・

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ぬおっ!

なんだぁ~!?秘密基地かぁぁあ~!!

今にも崖がカパッと開いて、ホーク1号が飛び出してきそうです。

もしくはエリア88!?




否ぁぁあ!!




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これは送電線なんです。[ひらめき]



なぁ~んだ、送電線かぁ~

って、

んんんっ!?

なぜにこんな山の中から送電線がいきなり出現するんだぁ~!?[あせあせ(飛び散る汗)]




それはですね、この山の中には発電所[雷]が埋まっているからなのです。

環境保全と景観考慮、そして厳冬期の雪崩対策のために、

すべての施設を地下に建設してあるのですよぉぉお!!




もちろん発電に要す水も黒部ダムから地下導水管で運ばれます。

そして作られた電気は、[雷]

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この送電線によって私達のもとへ送られるということなのです。



・・・・

・・・・

・・・・


ス、スゲェ、

・・・

凄すぎるよ、ここぉ~!!

すべてのスケールが違いすぎるぅぅう!![爆弾]


黒部、恐るべし・・・


・・・

・・・





ここから、急坂をつづら折に降っていきます。

違和感を感じ始めていたのはこの頃からだったか・・・



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またしても吊り橋出現!

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こんどの吊り橋は十字峡の2倍ぐらい長い、

とういことは・・・




すごぉ~く揺れますぅ~[るんるん]

やっぱ、吊り橋はこうでなくっちゃ![るんるん]

吊り橋が揺れて上下する波長に合わせて、

リズム良く歩けば揺れも最小限に抑えられます。

(乗馬と同じですね。ってやったことないけど)



対岸に渡ると、

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およそ登山道に似つかわしくない、こんな回廊が、

回廊を抜けると、

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おおっ!!

ダムだぁぁあ!![グッド(上向き矢印)]


ここは仙人谷ダム。

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「日本の近代土木遺産―現存する重要な土木構造物2000選」

に認定されているダムです。

水平歩道を歩く者のはしくれとして、

最低限、このダムのエピソードは知っているべきでしょう。


・・・・

この仙人谷ダムは、

戦時体制下における電力需要を背景に、

国家総動員法のもとに建設されたものです。

この発電所及び仙人谷ダムの建設に伴って行なわれたトンネル工事は、

摂氏160度に達する高熱の岩盤を掘り進む(高熱隧道)

という過酷なものとなりました。

劣悪な労働環境、地熱によるダイナマイトの自然発火事故、

物資輸送中の水平歩道での日常的な転落事故、

泡雪崩による宿舎の全壊事故などの被害が重なり、

300人以上が犠牲となる世界でも類を見ない難工事だったといいます。

国策という名の下に強行されたこの無謀な工事の代償は、

あまにも大きかったと言わざるを得ません。

・・・・




このような歴史的背景を知れば、

自然と頭が垂れようというもの、

心の中で合掌し、静かにダムを渡るのでした。



ん、

ダムを渡る!?



そうなのです、

この仙人谷ダムは、

登山道の一部として開放されているのです。



まず、ダムを渡り、

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この扉から管理施設に入ります。

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トンネルを抜けると、

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右側に、ダムの上から見えた、橋の中です。

この中をトロッコが走ります。(普通の人は乗れません)

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ダムを正面から見れます。

窓越しに写したので、写りが悪いです・・・


左側に目を移すと、

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かの高熱隧道です。

熱気が押し寄せてきます。

が、現在では温度は下がり49度ぐらいとのこと。

トンネルを直進して、

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ここが出口。

動物よけのため、しっかり扉をしめておきます。

関電人見平宿舎の横をこえていくとしばらくは急な登り。

そしてつづら折の降り。

今日の宿泊地、

阿曾原温泉小屋まであと一息です。

しかし、

ここで遂に違和感が表面化[爆弾]

降りで左足に体重が乗った時、

するどい痛みが、膝に走った[雷]


ぐおっ!


バランスを崩し、思わず倒れそうになる。

かつて経験した事のない痛み。

ゆっくり降りるが、左足に体重がかかる度に痛みが走る。

瞬間的な痛みのため、

体が反射してしまい、まともに降りることが出来ない。



しかし、幸い小屋までもう少し、

小屋に着けばゆっくり休めるし、

なにより温泉[いい気分(温泉)]があるぅ~!!


まだ見ぬ温泉に勇気をもらい、

足をひきずり、這うように、

どうにかこうにかPM2時半、

阿曾原温泉小屋に到着。

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荷物を降ろしほっとする瞬間です。


・・・・

・・・・



さて、きりがいいのでここでひとまず中断、

ああ、もうすぐ3時ですよ[たらーっ(汗)]

もう寝ます・・・[眠い(睡眠)]
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下ノ廊下 [山歩き]

扇沢始発のトロリーバスは7時半、

余裕を持って5時40分到着。

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するとこの景色。

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扇沢の駅のバックに、

モルゲンロートに燃ゆる後立山連峰。[ぴかぴか(新しい)]

テンションが上がります。[グッド(上向き矢印)]


しかし、今日は山には登らない。


歩道歩きです。


日本一危険なという枕詞が付きますが・・・



高揚した心を表に出さずにゆっくり準備していると、

やがて改札、

トロリーバスに乗り込み16分、

黒部ダムに到着です。

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む~ん、やはりスゴイ迫力!!

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しばし堪能、

も、あまりゆっくりとしていられません。

メインディッシュはこれから[レストラン]

いそいそと来た道を戻ります。

トロリーバスの発着場の横に、

ひっそりと出入り口が・・・

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ここからダムの下に降りられます。

急坂を15分ほど降りていくと、

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ダムからの水がまた黒部川となって流れていきます。

はやる気持ちを抑えて、橋を渡っていくと・・

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おおっ!

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キタァァア~!!

黒部ダムの雄姿を下から眺めることが出来ました!

この眺めはこの道を歩く人にのみ赦された眺めなのです[るんるん]

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この眺めを見れれば目的の1/3は達せられたようなもの、[揺れるハート]



が、[パンチ]

残りの2/3がハンパないんですよぉぉお![爆弾]



さて、日本一のダムを正面から堪能したら、

気持ちを切り替え歩き始めます。

旧日電歩道、17キロの始まりです。

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黒部川を右手に歩いていきます。

まだ序の口です。

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スケールはこんな感じ、

先行の2人が見えますでしょうか、

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進んでいくにつれ、左右が切り立った壁に、

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流れも急になってきます。



歩き始めて1時間半ほど、

さっき追い抜いたナイスミドルが、

猛然と後ろに迫ってきました。

「うおっ、早っ!」

すかさず先に行って貰います。

ワタクシも遅い方ではありませんが、

ナイスミドル氏、なかなかの健脚のようで・・・


しかぁ~し!

こちらも好都合、

いい被写体ゲット~(笑

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やはり人が写ると臨場感が違う!



結局、ナイスミドル氏とは抜きつ抜かれつ、

帰りのルートが同じということがわかったので、

山行終了までなんとなく行動を共にする事になるのでした~




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ここ、道です。[たらーっ(汗)]

針金の手すりが付けてあるのが有難い。

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滝のすぐ横を通り抜けたり、

だんだん険しくなってきます。

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所々、丸木橋で補強してありますが、

木はすべりやすいので慎重に。



そのうち白いモノが・・・

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あっ!雪渓だっ!

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おおっ!スゲー!!

始めて見ましたっ![グッド(上向き矢印)]

ここからは、まさに雪渓のオンパレード!

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まさにスノーブリッジです。

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次から次へといろんな形の雪渓が出現。

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負けじと道も険しさを増します。

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登山道の真横にまで残っている雪渓、

雪渓で登山道が分断されているトコは、

『高巻き』、と言って崖を一旦登り、

雪渓をやりすごして、崖を降りる、ということをしなければなりません。

つまり、

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こういうこと、

このハシゴ、スゲ-高度感です。[あせあせ(飛び散る汗)]





DSC00344.JPG

そして、ここが別山谷出合です。

例年、ここのスノーブリッジの状態で通行の可否が決まります。

DSC00345.JPG

この通り、崩壊が進んで登山道が現れたので、

正式な開通宣言はされてませんでしたが、通行は可能でした。

(もちろん下調べ済み)



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しかしよく晴れてくれました。



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さて、ここは本コースの核心部ともいえる『白竜峡』です。

DSC00355.JPG

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高度もあり、流れも急です。


すると、前方に巨大な雪渓が、

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くりぬかれた道をたどり、雪渓に近づくと、

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やはり、高巻きせねばならんようです。

高巻きの途中、真横の雪渓を見ると、

DSC00363.JPG

うおっ!!キッ、キレツが入ってるっっ!![あせあせ(飛び散る汗)]

こ、怖ぇ~[がく~(落胆した顔)]

可及的すみやかに雪渓を後にするのでした。[ダッシュ(走り出すさま)][あせあせ(飛び散る汗)]





さて、この辺りでちょうど中間地点、

今回も長くなりそうなので、

ひとまずこの辺でひと区切りとさせてもらいま~す。^_^;
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